付き合いでカラオケに行く機会が増えたけど、音痴だから歌うのが恥ずかしい…。カラオケでうまく歌うコツってあるの?
誰しも、人前で気持ち良く歌えたらいいなと思ったことがあるでしょう。今すぐにでも実践できるカラオケで上手く歌うコツはあるのでしょうか。
こちらの記事では、すぐに実践できる歌うときのコツと男女別の歌いやすい曲を紹介していきます。また、代表的なカラオケ機器の採点基準もまとめました。
この記事を読んで、カラオケで「上手いね」と褒められるようになりましょう!
カラオケを上手く歌うには?
カラオケで上手く歌うためには、特定のテクニックを取り入れることが重要です。
このテクニックを使うことで、すぐに自分の歌声が向上し、聴きやすいものになるでしょう。
今回は、カラオケで魅力的な歌声を作るための秘訣や、良い歌声を作る条件、そして歌をより良く聞こえるようにする練習方法について詳しくご紹介します。
カラオケで歌が上手くなる6つのコツ
①とにかく歌を聞いて歌う
音痴な人は、耳を鍛えるトレーニングをすることが有効です。そのトレーニング方法は、とっても簡単!カラオケで歌いたい曲を繰り返し聞いて歌い、歌詞やメロディを覚えることです。
この練習を通して、耳が鍛えられ、原曲と自分の歌の違いが少しずつわかるようになってきます。また、どこで息継ぎをすればよいのか、どこが強調される部分なのか、どこで音程が大きく変わるのかなどが自然と身に付いてきます。
これにより「次はどんなメロディーだっけ?」という不安を解消でき、歌を上手く歌うためのポイントを把握できるでしょう。1度に何曲も歌を聞くのではなく、焦らず少しずつ歌声を改善することが大切です。
②自分の歌を聞いてみる
自分の好きな曲を覚えたら、自分で歌って録音してみましょう。自分が歌った声を録音することで、歌声を客観的に評価できます。
歌が上手く聞こえるコツは、音程だけでなく声の質にも関係があるため、自分の歌声を聞いて修正すべき箇所や、自分に適した曲は何か、さらに声を出す方法の改善点を見つけることが重要です。
また、息継ぎのタイミングは、できるだけそのアーティストと同じ位置で取れていると上手く聞こえます。難しい場所で息継ぎを入れている曲もありますが、練習すれば慣れてきますよ。
自分の音程や声質を向上させるためにも、録音することは非常に有益といえます。
③背筋を伸ばして立って歌う
良い歌声を出すためには、正しい姿勢が重要です。姿勢が猫背にならないように、背筋を伸ばして立って歌いましょう。こうすることで、呼吸もしやすくなり、息をしっかりと使って歌うことができます。また、顎を引いて前を見ることで、高い音を出しやすくなります。
途切れたり息継ぎが目立ったりするような歌い方をしてしまうと、聞く人が苦しそうに感じたり、音と音の間が長く感じたり、上手に聞こえません。
そのため、正しい姿勢で長く息を続かせることが、上手く聞こえるための第1歩といえるでしょう。
また、歌唱中に喉に負担をかけてしまうと、真っ直ぐな声を出すことが難しくなります。そのため、無理なく自然な声で歌うことが重要です。ノド声になってしまう場合は早めに改善することが大切です。
④マイクは口と平行に
カラオケで上手に歌うためには、マイクの持ち方を意識するのが重要です。これは、歌を上手く聞かせるだけでなく、カラオケの採点で高得点を狙うためにも大切になります。
カラオケのマイクは一般的に、丸い部分のてっぺんでしか音を拾いません。そのため、マイクを持つときは、マイクのてっぺんが口からまっすぐのラインに来るようにしましょう。
これによって、声をマイクの集音部分にしっかりと届けることができ、よりクリアな音が拾われ、歌声がよく響きます。
このとき、手でマイクを覆ったり隠したりしないように気をつけましょう。マイクの持ち方を意識するだけで、聞き手にとっても心地良い歌声になります。
⑤母音を意識して音を繋げる
カラオケで歌う際には、母音を意識しましょう。母音とは「a、i、u、e、o」のことです。例えば「か行」であれば、「か(ka)、き(ki)、く(ku)、け(ke)、こ(ko)」となり、「a、i、u、e、o」が母音、「k」が子音と呼ばれます。母音を意識して「かぁ、きぃ、くぅ、けぇ、こぉ」のように少し長めに発音するといいです。
子音だけに集中していると、歌が途切れている印象を与えるかもしれませんが、母音にフォーカスすることで音と音がつながり、安定感のある歌になります。特にスローテンポの曲では、母音を大事にして次の音とスムーズにつなげるように心がけましょう。
ただし、過度に意識しすぎると不自然になる可能性もあるので、最初は自宅などで軽く練習を重ねて感覚を身につけてみてください。
⑥歌うときに感情をのせる
感情をのせて歌うことは、最初は戸惑うかもしれません。しかし、どの歌手の歌声を聴いても、ミュージックビデオなどで歌う姿を見ても、必ず歌詞の内容を理解し、感情をのせて歌っています。
カラオケで他の人が歌うのを聴くと、本当に感情をのせて歌っている人は少数派です。
だからこそ、他の人と差をつけられるし「上手いね」と褒められるでしょう。
感情をのせて歌うと、息継ぎのタイミングさえも感情豊かに聴こえてきます。音程が正確でも、感情がのっていないと、うまく聞こえないと思われるかもしれません。
感情をのせて歌うのは難しいかもしれませんが、好きなアーティストの曲をミュージックビデオで研究したり、抑揚をつけながら歌ったりするといいでしょう。
カラオケで上手く歌える選曲のコツ
①同性の曲
一般の人々が、少しでも上手く歌うためには、同性の曲を選ぶことが重要です。
もちろん、異性の曲を歌っても上手な人は上手ですが、難易度がグッと上がります。
例外として、女性が男性ボーカルの曲を歌うことが効果的な場合もあります。
ただし、男性が女性ボーカルの曲を歌うのは非常に難しく、お笑い芸人のパーパーのほしのディスコさんのように、非常にハイトーンボイスが得意な人以外は、挑戦しないことが無難です。
ポイントは、原曲のキーでも無理なく歌うことができる曲を選ぶことです。
②ソロアーティストの曲
歌を上手く聞かせたいのであれば、ソロアーティストの曲を選びましょう。
なぜなら、アイドル曲は通常、複数のメンバーで歌われることが一般的で、難易度が高く、採点でも点数が下がってしまうからです。
カラオケの場合、アイドル曲でも一緒に来ている友人や仲間とワイワイ歌って楽しめたり、ガイドボーカルが多く入っていて1人でも楽しめたりしますが、一方で自分の声が聞こえにくく、歌唱のクオリティがなかなか伝わりにくいことがあります。
そのため、歌を上手く聞かせたいのであれば、グループの曲よりもソロアーティストの曲を最初は選ぶようにしましょう。
どうしてもアイドルグループの曲を1人で上手く歌いたいときには、同性グループの曲を選び、自分の声をしっかり出して歌うことが重要です。
③心地のいい曲
楽曲自体の持つ特性が、耳に心地よく響くかどうかも歌が上手く聞こえるかに大きな影響を与えます。
急な高低差がなく、音と音との繋がりが滑らかな曲は好評で、聞き手にとっても心地のいいものとなります。ただし、音の高低が激しい曲を選んでしまうと、十分に聞き取りづらくなってしまいます。
ある程度音程を取ることができる人は、ゆったりとしたバラード曲を選びましょう。
④有名な曲
曲や歌を評価する際に、歌の上手さだけでなく、楽曲自体の魅力や印象が重要な要素となります。
初めて聞く楽曲や歌では、歌う人の実力だけではなく、曲全体の印象やどんな感情を呼び起こすかで感じ方が変わります。そのため、歌のうまい・へたの評価がしづらいです。
有名な曲を選ぶことで「いい曲だ」「知っている曲だ」という先入観があるので、ポジティブな感情を抱かれやすいです。そのため、認知度の高い曲を選ぶことは大切です。
⑤キーや歌い方の特徴が合う曲
どれだけ歌が上手い人が音程を合わせても、中には上手に聞こえないアーティストも存在します。歌を上手く聞かせるためには、歌う曲のアーティストとの相性も重要です。
自分の声に合うアーティストを選ぶ際に重要なポイントは、アーティストと声質が似ているかどうかよりも、どの程度のキーで歌っているか、そして歌い方にどれだけの特徴があるかを確認することです。
実は、歌い方の特徴はアーティスト選びにおいて重要な要素です。自分がその歌い方を真似できるかどうかや、そうでない場合にも上手く歌いこなせるかどうかが、うまい人とへたな人の分かれ目になります。
アーティストの歌い方の特徴をある程度取り入れることで、より上手に聞こえることがあります。特徴を無視して歌うと、平凡に聞こえてしまい、上手に聞こえなくなります。例えば、椎名林檎さんの曲を音程だけ合わせて歌っても、歌い方の特徴が印象的なので、上手くは聞こえません。
自分の歌えるキーで、特徴の少ない・もしくは真似ができるアーティストを選ぶようにしましょう。
【男性向け】カラオケでオススメの曲 5選
今回は、男性アーティストの音域が狭く、音程の上下が少ない、リズムの取りやすいスローテンポな曲を5曲厳選しました。
自分の声質に合う曲を見つけて、練習してみてください。
①海の声/桐谷健太
②3月9日/レミオロメン
③タイムパラドックス/Vaundy
④奏/スキマ・スイッチ
⑤花/ORANGERANGE
【女性向け】カラオケでオススメの曲 5選
今回は、女性アーティストのゆったりとした、比較的音域の狭く、音程の上下があまりない、声の特徴が強すぎない曲を5曲厳選しました。
自分の声に合った、気持ちがのる曲を見つけて歌ってみてください。
①プラネタリウム/大塚愛
②三日月/絢香
③マリーゴールド/あいみょん
④会いたいな/手がクリームパン
⑤明日も/SHISHAMO
カラオケで点数を稼ごう!加点のコツ
DAMの「精密採点DXーG」採点基準
精密採点DXでは、パフォーマンスを評価する際に「音程」「安定性」「表現力」「リズム」「ビブラート&ロングトーン」という5つの要素をそれぞれ100点満点で採点して、それらの合計点を算出しています。特に「音程」が最も重要な要素として考慮されます。
音程
画面に表示される音程バーは、歌った音程と実際の音程との一致度に基づいて採点されます。自分の歌声の合致度合いは、音程バー上を流れる「キラキラ」の色でわかります。
具体的には、虹色のキラキラが90%以上の一致率、金色が80%以上、赤色が70%以上、青色が60%以上となります。一致率がこれらの基準を下回ると、キラキラは表示されません。
安定性
高得点を獲得するためには、しっかりと安定した音程で歌い続けることが重要です。また、歌唱中にビブラートを程よく加えることもポイントです。ビブラートがあることで安定性を高めることができます。
ただし、過度なビブラートや声の揺れも「音程が不安定」と見なされ、評価の対象となるので注意が必要です。
表現力
この採点では、抑揚、こぶし、しゃくり、フォールの回数が採点の基準となります。
特に表現力に関しては、その90%は抑揚のつけ方に依存していると言っても過言ではありません。
抑揚は、声量だけでなくマイクの使い方によっても大きく変わります。声で抑揚をつけるよりも、マイクを上手に使うことで効果的に表現することができます。
マイクを使う際には、ゆっくりと離すことが重要です。急に離すと、音程が下がってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
リズム
リズムは、楽曲全体に対する影響が比較的小さい要素と言えますが、リズムの正確さは重要な要素なので、歌う際にはドラムなどのリズム楽器の音を注意深く聞きながら歌うように心掛けましょう。
歌唱においては、タメ(実際の拍よりも遅れて歌うこと)よりも走り(実際の拍よりも早く歌うこと)の方が注意が必要です。
特に、走りが多い場合には減点が大きくなります。ですので、タメについて研究し、心地よいタメを確保できるよう練習することが重要です。
ただし、テンポが遅い曲の場合には、少し走り気味で歌うことが評価されることもあります。このようなポイントを把握することも大切です。
ビブラート&ロングトーン
ビブラートが採点される際には、注意すべきポイントがあります。
ビブラートの速さよりも、1秒以上維持されるかどうかが評価の対象となります。
また、ビブラートの速度が遅いほど、高い評価を受けやすいです。
一方、ロングトーンは音符を0.5秒前後以上伸ばして演奏する部分で、音程が正確であるかどうかが重要視されます。
JOYSOUNDの「分析採点マスター」採点基準
「分析採点マスター」の採点方法を細かく説明します。楽曲は「音程」「安定感」「抑揚」「ロングトーン」「テクニック」の5つの要素で採点されます。
まず、音程が最も重要であり、最高得点は40点です。次に、演奏の安定感が評価され、最高得点は30点です。ロングトーンに関しては、持続させる能力が重視され、最高得点は10点です。また、抑揚があるかどうかもポイントとなり、最高得点は15点です。最後に、テクニックが要求され、最高得点は5点です。
これらの要素をバランスよく発揮できると、高得点を狙えるでしょう。
音程
JOYSOUNDでも、得点が高くなる最大の要素は「音程」です。
DAMと同じように、ガイドメロディーに合わせて歌うことや、画面に表示されるバーと自分の音程が一致しているかどうかで点数が付けられます。
評価では、プラスマイナス1/8半音以内であれば合っていると見なされます。
曲の一部を歌わなかった場合は減点されませんが、大部分で1/8半音以上ずれると減点されます。
最初はガイドメロディーを大きくし、正しい音程をしっかりと丁寧に歌うよう心掛けましょう。
安定感
DAMと同様にですが、歌う際に歌詞に集中し過ぎず、採点バーを見ながら歌えるようになるためには、歌詞をしっかり覚えることが非常に重要です。
さらに、ビブラートを安定させることも重要になります。声の音量を自在にコントロールし、余裕のある歌声を出す力があれば、より高いスコアを目指すことができるでしょう。
抑揚
ひとつの曲が演奏される際に、AメロやBメロ、Cメロなどの部分ごとに、どれだけ感情の起伏が表現されているかが評価の基準となっています。
サビに向けて声が大きくなり、盛り上がっていくと、加点されます。
ロングトーン
DAMと同様で、いかに正確な音程で安定して声を伸ばせるかが鍵となります。
テクニック
こぶし、フォール、ビブラートの3つで採点されます。
こぶしとは、民謡や演歌でよく用いられるテクニックの1つで、瞬時に音程を上下させることで表現豊かさを増す手法です。こぶしを使うことで、歌に特有の深みや感情表現が加わり、聴衆により魅力的な歌唱が届けられるのです。
フォールとは、元々の音程から緩やかに下げることを指します。
このテクニックは通常、フレーズの終わりに使用され、感傷を演出したり、ときにはセクシーな響きを与えたり、あるいはだらしない雰囲気を醸し出したりすることができます。
【分析採点限定】プレイバック機能
この文章をご覧の方の中には、1人でカラオケに行くことが好きな方も多いかと思いますね。そこで、おすすめしたいのが、プレイバック機能という採点が終了した直後に自分の歌を聞き直すことができる機能です。
この機能を使うことで、自分が苦手だと感じた部分をチェックし、さらなる練習に役立てることができますよ。
これであなたもカラオケ上手!
今回は、すぐに実践できるカラオケが上手くなるコツを紹介しました。
カラオケで1番大事なのは、自分に合った選曲をすることです。マイクの持ち方や姿勢など、少し意識するだけで歌は上手く聞こえてきます。
この記事を参考に、自分に合った歌を見つけて、人前でも自信を持って歌えるカラオケ上手を目指してください!
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