楽器を始めたけど、なかなかモチベーションが上がらない…。早く演奏したくなるような吹奏楽や音楽がテーマのアニメってあるの?
サッカーやバスケットボールなどが舞台のアニメは有名ですが、吹奏楽や楽器がテーマのアニメはあるのでしょうか。
こちらの記事では、吹奏楽部が舞台のアニメや楽器が出てくるアニメを10作品紹介していきます。また、アニメで使われている曲についてもまとめました。
これから紹介するアニメは、どれもリアルで感情移入しやすいものばかり!登場人物の音楽に対する熱さを受けて、吹奏楽や音楽がもっと楽しくなること間違いなしです。自分が身近に感じる登場人物を見つけてみてください。
実はたくさんある?吹奏楽・楽器がテーマのアニメ
実は、吹奏楽や楽器がテーマのアニメはたくさんあります。「吹奏楽」といえば、木管楽器や金管楽器などが集まって演奏することで生まれる音楽の魅力が特徴的です。
さらに、音楽に情熱を燃やす若者たちの成長や努力、友情などの人間ドラマも魅力の1つです。今回は、吹奏楽が描かれたアニメだけでなく、素晴らしい楽器演奏が見どころのアニメ作品を10作品厳選しました。どうぞ最後までお楽しみください!
①響け!ユーフォニアム
吹奏楽部が舞台の青春アニメ
あらすじ
『響け!ユーフォニアム』は、弱小吹奏楽部が全国大会に出場することを目指して奮闘する青春アニメです。
北宇治高校(きたうじこうこう)に進学した主人公・黄前久美子(おうまえくみこ)は、中学最後のコンクールで同級生・高坂麗奈(こうさかれいな)が言った言葉が忘れられず、弱小吹奏楽部への入部を決意します。最初はバラバラだった部員たちが、新たな顧問・滝昇(たきのぼる)のもとで、徐々にまとまりを見せるようになっていき、様々な困難を乗り越えて、成長していきます。
このアニメの最大の魅力は、部員たちそれぞれが抱える困難や葛藤に立ち向かい、同じ目的を目指して成長していく姿です。
大人に近いけれどまだ子どもである高校生たち。学年関係なし、実力勝負のソロオーディションでは先輩・後輩で意見が対立したり、受験との両立に悩み、ついには親が学校に掛け合いにきたり、吹奏楽部なら誰もが共感できるリアルなシーンがたくさんあります!
また、主人公は「ユーフォニアム」という比較的マイナーな楽器を吹いており、1つひとつの楽器の描写も細かく、全国の吹奏楽ファンから高い評価を受けました。
「うまくなりたい!」本気で楽器と向き合う主人公の姿に、心を動かされるでしょう。
劇中で使用されている曲
『響け!ユーフォニアム』では、シリーズを通して、吹奏楽ファンなら歓喜すること間違いなしの楽曲が使用されています。ここでは、その中でも有名な曲や作品のために書き下ろされたオリジナル曲を10曲厳選して紹介していきます。
- 暴れん坊将軍のテーマ
作曲:菊池俊輔 / 編曲:松田彬人
第1期にて、主人公が衝撃を受けた、北宇治高校吹奏楽部との出会いの曲
- プロヴァンスの風
作曲/編曲:田坂直樹
第1期にて、吹奏楽コンクールの課題曲として演奏された曲
実際の吹奏楽コンクール(2015)の課題曲である
- 三日月の舞
作曲/編曲:松田彬人
第1期にて、吹奏楽コンクールの自由曲として演奏された曲
このアニメのために書き下ろされたオリジナル曲
- 学園天国
作曲:井上忠夫 / 編曲:松田彬人
第2期にて、コンクールメンバーに選ばれなかったサポートメンバーの部員たちが
コンクールメンバーを応援するために演奏した曲
- ダッタン人の踊り
作曲:アレクサンドル・ボロディン
第2期にて、登場人物の中学時代の吹奏楽コンクールの自由曲として演奏された曲
- 宝島
作曲:和泉宏隆 / 編曲:真島俊夫
第2期にて、「えきびるコンサート」というイベントで演奏された曲
- 響け!ユーフォニアム
作曲/編曲:進藤正和(松田彬人)
第2期にて、ユーフォニアム奏者の先輩から引き継いだ曲
このアニメのために作られたオリジナル曲
- ディスコ・キッド
作曲/編曲:東海林修
第3期にて、第1話で部室での練習で演奏されていた曲
- スケルツァンド
作曲/編曲:江原大介
第3期にて、吹奏楽コンクールの課題曲として演奏された曲
実際の吹奏楽コンクール(2017)の課題曲
- 一年の詩 ~吹奏楽のための
作曲:戸川ヒデアキ(松田彬人)
第3期にて、吹奏楽コンクールの自由曲として登場した曲
このアニメのために書き下ろされたオリジナル曲
見られるサイト
・FOD
・Hulu
②リズと青い鳥
友情か音楽か。童話と重なる二人の友情の物語
あらすじ
『リズと青い鳥』は、『響け!ユーフォニアム』の番外編映画です。
親友との友情か、自分の吹きたい音楽か、童話とリンクする主人公たちの葛藤が描かれています。
-あの子は、青い鳥。どこまでも広がる空を自由に舞い、その気持ちに幸せを感じている。しかし、私は一人になることを恐れて、あの子を籠に閉じ込めて、何も知らないふりをしてしまったー (作中に出てくる童話『リズと青い鳥』あらすじ)
北宇治高校の吹奏楽部でオーボエを担当する鎧塚みぞれ(よろいづかみぞれ)と、親友のフルートを担当する傘木希美(かさきのぞみ)。2人は高校3年生で、最後のコンクールを迎えていた。そのコンクールで選ばれた自由曲は「リズと青い鳥」であり、それにはオーボエとフルートが掛け合う難しいソロパートがあった。「なんだかこの曲、私たちに似ている気がする」童話とリンクした2人の友情の行方とは。
このアニメの最大の魅力は、ひとりぼっちだったみぞれにとって、世界の全てであった希美がいつか離れてしまうのではないかという不安を抱えながら、自らの世界を見つけて成長していく姿です。
誰しも孤独を恐れて大切な人が離れないように、遠慮をしたり気を遣ったりすることがあると思います。1人を恐れながらも、自分の道を生きようとする主人公と、その才能に嫉妬し、戸惑う親友の友情の行方にあなたも涙するでしょう。
劇中で使用されている曲
- リズと青い鳥
作曲:卯田百合子(作曲:松田彬人 / 編曲:黒田賢一)
作中で吹奏楽コンクールの自由曲として演奏されるオリジナル曲
見られるサイト
・Hulu
③ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜
廃部寸前の吹奏楽部が舞台のミステリー
あらすじ
『ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜』は、吹奏楽青春ミステリー作品です。
吹奏楽未経験の主人公が、廃部寸前の吹奏楽部を立て直し全国大会を目指す、恋と青春と謎解きの物語です。
高校に進学した主人公、穂村千夏(ほむらちか通称:チカ)は、華やかで可憐な女の子になることを目指して、中学時代に熱中したバレーボールではなく、吹奏楽部でフルートを吹こうと決意します。音楽の先生である草壁と出会い、憧れを抱くチカですが、彼女の青春は、幼なじみの上条春太(かみじょうはるた通称:ハルタ)との再会によって予期せぬ方向に進んでしまいます。
吹奏楽部が廃部寸前であり、部員を集める苦闘や仲間たちとの友情、そして次々に浮かび上がる謎や秘密を追っていく中で、チカとハルタが奏でる音楽が轟音となって鳴り響いていきます。
この作品の特徴は、なんと言ってもミステリー作品であること。吹奏楽未経験の主人公が幼馴染と謎を解きながら部員を集め、吹奏楽コンクール全国大会の舞台、普門館を目指して成長していく姿は、他の作品にはない魅力です。
ミステリーが好きな方、一風変わったアニメが見たい方におすすめの作品です。
劇中で使用されている曲
- 晴れの日に
作曲:浜口史郎
1話冒頭で登場するオリジナル吹奏楽曲
見られるサイト
・ FOD
④坂道のアポロン
ジャズと青春の物語
あらすじ
『坂道のアポロン』は、ジャズに魅了された3人の友情、恋、音楽が輝く青春の群像劇です。
舞台は1966年の夏。高校1年生になった西見薫は、父親の仕事の都合で横須賀から1人で九州に引っ越してきました。これまでクラスメイトと距離を置いてきた優等生の薫でしたが、ジャズや“不良のリーダー”として恐れられている川渕千太郎との出会いが主人公の運命を変えていきます。
この作品の魅力は、3人が楽しそうに演奏する魅力的なジャズと、まだ戦争の名残が残る昭和の時代背景です。
ジャズはよくわからない・そんなに好きではない人も、ジャズに触れるきっかけとしておすすめの作品です!
劇中で使用されている曲
- Moanin‘
作曲:ボビー・ティモンズ
主人公がジャズと出会い、千太郎と仲良くなるきっかけの曲
- Bag‘s Groove
作曲:マイケル・デイヴィス
ジャズの洗礼を受けた主人公が、初めて加わる生セッションの曲
- Blowin’ The Blues Away
作曲:ホレス・シルバー・クインテット
クリスマスの余興で、米軍が初めて演奏した曲
- But not for me
作詞:アイラ・ガーシュウィン/作曲:ジョージ・ガーシュウィン
主人公とトランペット奏者淳兄が演奏した曲
- My Favorite Things
作詞:オスカー・ハマースタイン2世/作曲:リチャード・ドジャース
作中のヒロイン律子が見たがっていた映画「サウンド・オブ・ミュージック」の代表曲
- Lullaby Of Birdland
作曲:ジョージ・シアリング
生き別れた母に別れ際渡した楽曲
- Four
作曲:マイルス・デイヴィス
旅立つ淳兄と千太郎のジャズセッション
- Milestones
作曲:マイルス・デイヴィス
最後の文化祭で披露した楽曲
- Someday My Prince Will Come
作詞:ラリー・モリー/作曲:フランク・チャーチル
薫の律子への想いを象徴したような楽曲
見られるサイト
・Hulu
・FOD
⑤ブルージャイアント
目指すは世界!仙台からジャズ界のトップを目指す情熱の青春物語
あらすじ
『ブルージャイアント』は、ジャズに魅了された主人公の熱い青春を描いた映画です。
仙台の高校生である宮本大(みやもとだい)は、ジャズの魅力に取り憑かれ、テナーサックスを始めました。毎日、雨の日も風の日も、何年もの間、河原で1人熱心にテナーサックスを演奏し続けてきた大。
高校を卒業した後、ジャズに打ち込むために上京し、同級生である玉田俊二(たまだしゅんじ)のアパートに転がり込んだ大は、ある日、ライブハウスを訪れた際に、同世代でありながら凄腕のピアニストである沢辺雪祈(さわべゆきのり)と出会い、日本最高のジャズクラブでの演奏を目指し、バンドを組むのでした。
この作品の最大の魅力は、熱すぎる主人公の気持ちと、それに伴う努力と技術で人々の心を変えていくところです。特に演奏シーンでは、飛び散る汗の描写や本気で演奏する険しい表情が生々しく描かれており、心を打たれます。
恋愛要素なし。本気のジャズアニメに、あなたも熱い気持ちが込み上げてくるでしょう。
劇中で使用されている曲
この劇中で流れる曲のほとんどをピアニストであり、実際にこの作品のピアノを演奏している上原ひろみさんが作曲しています。その曲の中でも印象的な5曲をご紹介します!
- Impressions
作曲:ジョン・コルトレーン
上京するバスの中で、主人公が再生する曲
- THE beginnning
作曲:上原ひとみ
ジャズバーのママに「いつでも練習にきていいよ」と言われた時に流れていた曲
- N.E.W
作曲:上原ひとみ
カツシカフェスで、最初に強い音が欲しいと一曲目に演奏された曲
- FIRST NOTE
作曲:上原ひとみ
ライブのアンコールで演奏された曲
- BLUE GIANT
作曲:上原ひとみ
エンドロールで流れた曲
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・Hulu
⑥のだめカンタービレ
クラシックが舞台の人気コメディアニメ
あらすじ
『のだめカンタービレ』は、クラシック音楽の世界を舞台に、登場人物たちの成長や恋愛模様が詳細に描かれている作品です。
型破りなピアニストである野田恵(のだめぐみ通称:のだめ)と、エリートピアニストで指揮者でもある千秋真一(ちあきしんいち)という2人のキャラクターが音大で出会ったところから物語は始まります。
最初は考え方や性格が正反対で対立することもありましたが、徐々にお互い惹かれあっていく様子が描かれています。彼はのだめたちと共に様々な困難や葛藤に直面しながらも、音楽の楽しさや素晴らしさを再発見していくことになります。
この作品の魅力は、個性豊かなキャラクターたちが奏でる、笑いと感動です。『のだめカンタービレ』はコメディ要素も強く、千秋は世界的な指揮者を目指しているのにも関わらず、飛行機が怖くて留学ができなかったり、のだめが美しいピアノを演奏する家は、ゴミだらけだったり、クスッと笑える明るいシーンが多いです。
一方で、明るさの裏には過去のトラウマや苦悩が隠されており、登場人物が成長していく姿に感動します。また、物語が進むにつれて、クラシック音楽に魅了される感覚を味わうでしょう。
劇中で流れる楽曲を聴きながら、『のだめカンタービレ』の世界に没頭してみてください。きっと、あなたの人生にも音楽が新たな彩りを添えてくれるはずです。
劇中で使用されている曲
作中には、有名なクラシックがたくさん出てきます。その中から印象的な10曲を紹介します。
- ピアノソナタ第8番ハ短調「悲愴」
作曲:ベートーヴェン
のだめとの出会いの曲
- ヴァイオリンソナタ第5番「春」
作曲:ベートーヴェン
ヴァイオリン専攻の峰との仲を深めた楽曲
- 2台のピアノのためのソナタ ニ長調
作曲:モーツァルト
のだめと千秋の初のデュオ曲
- ピアノ協奏曲第2番ハ短調
作曲:ラフマニノフ
学園祭で千秋が演奏した難曲
- 交響曲第7番イ長調
作曲:ベートーヴェン
千秋が指揮を務めたオーケストラで度々演奏される楽曲
- ボレロ
作曲:ラヴェル
千秋が初めてパリのルー・マルレ・オーケストラで指揮をした曲
- ラプソディ・イン・ブルー
作曲:G・ガーシュウィン
千秋の率いるオーケストラが文化祭で演奏した楽曲
- 交響曲第1番ハ短調op.68
ブラームス
オーケストラの練習曲として登場した楽曲
- 喜びの島
作曲:ドビュッシー
マドラーナ・ピアノ・コンクールで千秋が演奏した楽曲
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・FOD
⑦クラシカロイド
クラシックと現代音楽の融合
あらすじ
『クラシカロイド』は、クラシック作曲家の記憶を持つ癖強な人々がムジークという音楽を使って奇想天外な出来事を引き起こすコメディーです。
高校生の音羽歌苗(おとわかなえ)が経営する「音羽館(おとわかん)」には、ベートーヴェンやモーツァルトなどの作曲家の記憶を持つ「クラシカロイド」と呼ばれる存在たちが集まっています。彼らは不思議な力を持つ音楽「ムジーク」を駆使し、大混乱を巻き起こし毎日大騒ぎ。
この作品の魅力は、他にはない設定と、布袋寅泰さんやつんく♂さんらが編曲した現代版クラシックが楽しめる点です。
クラシックはなんだか古臭くて苦手という方には、親しみやすい一風変わった作品になっています。
劇中で使用されている曲
作中では、様々なクラシック音楽が現代アーティストによって編曲されていますが、その中でも5曲厳選してご紹介します。
- 情熱について語るべき2、3の真実~田園より〜
作曲:ベートーヴェン/編曲:布袋寅泰
第1話で流れるロックな田園
- アイネクライネ・夜のムジーク
作曲:モーツァルト/編曲:tofubeats
第2話で登場したアイネ・クライネ・ナハトムジーク
- 愛の矢の夢
作曲:リスト/編曲:浅倉大介
第3話で登場した疾走感溢れる愛の夢
- みかんゾンビマーチ
作曲:モーツァルト/編曲:tofubeats
第17話で登場したダークでスリリングなトルコ行進曲
- シューベルトの魔王道
作曲:シューベルト/編曲:アボカズヒロ
第21話で登場したヒップホップの魔王
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・Hulu
⑧四月は君の嘘
明るく自由なヴァイオリニストに彩られた青春の物語
あらすじ
『四月は君の嘘』は、トラウマを抱えた元天才ピアニストの主人公が、天真爛漫なヴァイオリニストと出会い、音楽と向き合っていく青春ラブストーリーです。
11歳の冬、早熟な才能を持つピアニストである主人公・有馬公正(ありまこうせい)は、母親を失ったショックから、演奏するときにピアノの音が聞こえなくなるというトラウマを抱え込んでしまいます。母親とピアノを同時に失った公正の日常は、無機質で彩りをなくしてしまいました。
ある日、主人公は天才ヴァイオリニスト宮園かをり(みやぞのかをり)と出会います。かをりの自由奔放な演奏を目にしたとき、モノクロだった公生の世界は次第にカラフルに染まり始めるのでした。
この作品の魅力は、かをりの型破りで楽しそうな演奏と、公正の機械的で苦しそうな演奏との対比にあります。
2人の天才が交わることで作り出される音楽は、あなたの世界にも彩りを与えるでしょう。
劇中で使用されている曲
作中、様々なクラシックの名曲が作品を彩ります。その中でも、耳に残る曲を厳選して5曲紹介します。
- ハトと少年
作曲:久石譲
主人公とかをりの出会いの曲。かをりが鍵盤ハーモニカで楽しそうに演奏する。
- きらきら星変奏曲
作曲:ベートーヴェン
主人公が、カフェできらきら星を練習している子どもに、かをりの誘いで演奏した曲。
- ピアノ・ソナタ第14番「月光」第3楽章
作曲:ベートーヴェン
11歳の主人公が、コンクールで演奏していた曲。
- ヴァイオリン・ソナタ第9番 <クロイツェル> 第1楽章
作曲:ベートーヴェン
かをりが音楽コンクールで演奏した曲。
- 亡き王女のためのパヴァーヌ
作曲:ラヴェル
主人公のトラウマになっている曲。
見られるサイト
・FOD
⑨青のオーケストラ
オーケストラ部が舞台の青春のアンサンブルドラマ
あらすじ
『青のオーケストラ』は、元天才ヴァイオリニストが仲間と共に再び音楽に情熱を燃やす物語です。
演奏をやめてしまった元天才ヴァイオリニスト、青野一(あおのはじめ)は中学3年の秋に同級生の秋音律子(あきねりつこ)と出会い、再びヴァイオリンを演奏するようになります。その後、高校のオーケストラ部という新しい世界に出会い、様々な悩みを抱えた個性豊かな部員たちと、1つの美しい音を奏でます。
この作品の魅力は、まるで本物の音が聴こえてくるかのような臨場感です。演奏シーンの迫力は他のアニメと比較しても圧倒的で、視聴者を魅了します。さらに主人公たちの青春ストーリーも見逃せません。
情熱的な青春のオーケストラに、あなたも聞き惚れてみては?
劇中で使用されている曲
臨場感溢れる曲がたくさん出てくる、『青のオーケストラ』。その中でも印象的な曲を5曲ご紹介します。
- 「ヴァイオリン協奏曲」より第3楽章
作曲:メンデルスゾーン
天才と呼ばれていた当時、青野一がコンクールで演奏した曲
- 24のカプリース
作曲:パガニーニ
主人公の父親であり、世界的なヴァイオリニストでもある青野龍仁が
主人公に聴かせた曲
- 「軽騎兵」序曲
作曲:スッペ
主人公が初めてオーケストラ部の演奏を聴いた際に、演奏していた曲
- 「四季」より〈春〉
作曲:ヴィヴァルディ
見学に訪れたオーケストラ部で初対面の先輩と音合わせをした時の曲
- 交響曲第9番「新世界」より
作曲:ドヴォルザーク
オーケストラ部の定期演奏会のメイン曲
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・FOD
・Hulu
⑩ピアノの森
森の中で見つけたピアノから始まる、夢と挑戦の物語
あらすじ
『ピアノの森』は、主人公が森の中で見つけたピアノを独学で演奏し始めたことをきっかけに、大きな夢を抱き、挑戦していく物語です。
一ノ瀬海(いちのせかい)は、森の中に捨てられていたピアノを見つけ、それをおもちゃ代わりにして育ちました。過酷な環境にも負けず、偶然出会った師匠との運命的な出会いを経て、世界的なピアノコンクールに挑戦していきます。
この作品の魅力は、登場人物たちがそれぞれの苦悩や困難に立ち向かい、乗り越えながら成長していく姿です。天才と認められるほど周りからの期待に押しつぶされそうになったり、
どれだけ努力しても越えられない才能があったり、音楽をやっている人であれば共感できる場面も多いです。
クラシック音楽の美しさに乗せて、登場人物たちの友情や絆、夢へ挑戦する姿に感動すること間違いなし!
劇中で使用されている曲
作中に出てくる数々のピアノ曲の中から厳選した5曲を紹介します。
- 海へ
作曲 :ショパンの「エチュード作品10-1」をアレンジしたもの
アニメのopテーマ
- ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280 第1楽章
作曲:モーツァルト
主人公が全日本学生ピアノコンクールで演奏した曲
- ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 「月光」 第3楽章
作曲 :ベートーヴェン
主人公が高校生時代に演奏した曲
- ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53 「英雄」
作曲:ショパン
主人公がショパン・コンクールの第2次予選で演奏した曲
- ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 第3楽章
作曲:ショパン
主人公がコンクール最後の戦いで演奏した曲
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吹奏楽アニメで情熱的な毎日を
今回は、演奏したくてウズウズしてくる、吹奏楽・楽器がテーマのアニメを10作品紹介しました。
どれもアニメとは思えない程音楽に力を入れており、実際にプロが演奏している作品も多いです。主人公の情熱的な姿や楽しそうな姿に、早く音楽がしたくて仕方がなくなるでしょう。
音楽で思い悩んだ時やモチベーションがない時に、ぜひ見てみてください!
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